COLUMNS
コラム
彩ある町(コラム募集採用作)

紅葉が近づいてくると、ソワソワする私がいる。勤務地の駅を下車すると、少し上り坂の彩った街道が続く。四季を楽しんで紅葉が始まると一年の終わりを感じる。
ここの彩りを上空から撮った写真がニュースに掲載されると秋満開。通勤も楽しく感じた。その中でもアメリカン楓という大樹に人の手程の葉っぱに赤黄みどりと色を載せて華やかな街並みを創っている。その街並みにキャンバスを傾けている人も何度か見た。住んでいる街を「絵」にするなんて「優雅さ」まで感じた。愛している街をうらやましくも思った。旧市内から落葉に先んじて選定が始まるが、剪定を遅らせてほしいと住民の声があり落葉まで楽しませてくれているということも聞いた。
又、桜も見事。桜並木通りになると、子どもたちの花遊びが始まる。花びらのお弁当作りがあったり、花びらのボールで投げやっこしたり、山になった花の中にうずまったり絵本の世界だ。
所々にゆったりした公園もある。ここには蜜柑、かりん、柿、クルミなど普通に植栽されている。日本かなあと感じた印象を今も忘れない。クルミなんてヨーロッパでしか見たことがなかったし公園でみられるというのは羨ましくもあり豊ってこういうことかと思った。熟してきた時役所に聞いたら「常識のある範囲で頂いてください」と。素敵な配慮。
以前、自宅にオーストラリアの人をホ-ムステイに受けた事があった。1週間の滞在だった。京都、奈良、広島と廻り最後の日に吹田を自宅からニュータウン通り万博公園まで自転車で案内した。半日の同行だったが「ビューティフル、ビューティフル」何度も繰り返していた。オーストラリアには広大な土地にアデレ-ド、パ-スと言った公園都市が目白押しだ。その彼が「吹田ビューティフル一番印象に残っている」と絶賛を受けた。
仕事で吹田市内を30 年の間に8 年間ニュータウンに勤務した。千里丘陵がニュータウンと称して街ができ1970年万博開催に向けて今に至っている。吹田豊中は魅了的な街だ。
(2025年に当サイトで募集したコラムの採用作です。写真は北摂アーカイブスより編集部が選んで添えました。)