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コラム

千里中央公園(みんなが好きな千里の公園‐2)

「中央」という名前で、たしかに千里ニュータウンの真ん中あたりにありながら、意外とどの駅からも距離があるのが千里中央公園。でも楽しめるネタは豊富です!

アクセスは、千里中央駅から千里阪急ホテル北側の遊歩道「こぼれび通り」をつたって行くのが一番簡単。10分から15分程度でしょうか。この「こぼれび通り」は「陽がこぼれてくるようだから」という命名の由来で、「こもれび」ではありません。6月頃には、住民の方が植えた約20種類、450本ものアジサイが歓迎してくれます。

ニュータウンに3つある地区公園のうち、この公園だけが豊中市。新千里東町です。南端の体育館から北端まで南北約800メートルもあり、中ほどの安場池(やすばいけ)から続く谷筋にそって、芝生広場があったり、桜並木があったり、野鳥の観察台があったり、野外炊さんコーナーがあったり、人工のせせらぎがあったり、いろいろなポイントが埋め込まれています。安場池から流れ出た水は(途中暗渠ですが)天竺川を伝って、たしかに豊中市側に流れていきます。

人気なのは北側にある長~いローラーすべり台。地形の高低差がダイナミックに体感できますよ!朝から夕方まで、子どもの歓声がたえません。逆に穴場スポットなのは、千里体育館の裏手の丘の上にある流政之さんのアート『あほんだら獅子』。千里は大阪市内から見て鬼門の方角にあたるため、邪気を払うという願いも込めて設置されました。千里を守ってくれているんですね。ちょっとわかりにくい場所にありますが、こちらもぜひ探してみてください。

千里中央公園の東端は稜線になっていて、西側が豊中市。東側が吹田市。そしてここからは万博公園の太陽の塔の横顔がきれいに見えます!見逃さないでくださいよ~。太陽の塔の向こうの山は、生駒山系。足元と遠景と、虫の目と鳥の目と。視点を切り替えて楽しめる千里中央公園でした。

長~いローラーすべり台は人気のスポット


撮影:奥居武

芝生広場はみんなの遊び場


撮影:奥居武

体育館の横には屋外ステージも


撮影:奥居武

空にニラミをきかせている『あほんだら獅子』(作:流政之)


撮影:奥居武