千里南公園（みんなが好きな千里の公園‐１）

千里ニュータウンには3つの大きな地区公園がありますが、その中でたぶん一番にぎわっているのが、千里南公園。南千里駅から北へ歩いて3分ぐらいでつきます。

真ん中にある大きな池は「牛ヶ首池」（うしがくびいけ）。おどろおどろしい名前になった理由には諸説ありますが、ニュータウン開発前からあった農業用の池をとりこんで、1963年、公園にリフォームされました。アップダウンはありますが、ベビーカーでも遊歩道ぞいに一周することができます。

池の西側には、2019年にカフェ「バードツリー」がオープンしました。かなりの人気店ですが、昼下がり頃が比較的入りやすいようです。コーヒーなどのテイクアウトもできますよ。

公園内には、楽しめる仕掛けがいっぱい！謎のアートがいろいろあったり、歌碑もたくさんあります。吹田名物の珍しいクワイの畑もあります。公園内の植栽は、開発前からあった樹を生かしつつ、あとから植えられた外来種もミックスされ、バラエティに富んでいます。

公園の北東端には広い円形広場や屋外ステージがあり、イベントにも使われています。ランチを持って行って、草の上で昼寝もいいですね。この公園は池を中心に全体がゆるやかなすりばち状になっているので、どこにいても包み込まれるような安心感があるのが人気の秘密でしょうか。

池の東側には梅林があり、小高い丘になっています。この丘の下を阪急電車の千里トンネルが通っています。阪急ではたったひとつの「両側に出口があるトンネル」です。公園を線路が分断しないように、大阪府と阪急が話し合ってトンネルが掘られました。南側の出口付近は、電車を間近に見られる「鉄」スポット。いろんな楽しみ方ができる千里南公園。「千里らしさ」が誰でも味わえるフレンドリーな公園です！

牛ヶ首池のほとりは千里ニュータウンの代表的な風景

撮影：奥居武

カフェもベンチも最高のくつろぎ空間

撮影：奥居武

円形広場では走れます！寝ころべます！

撮影：奥居武

歌碑やアートも探してみよう

撮影：奥居武