公園ア・ラ・カルト（みんなが好きな千里の公園-4）

千里ニュータウンの一押しポイントは、なんといっても公園が多いことでしょう。大きな3つの（千里南公園、千里中央公園、千里北公園）のほかに、各住区（町名）ごとに町名のついた公園があり、植物の名前がついた中規模の公園があり、さらに小さなプレイ・ロット（遊園）が戸建街の中に散在しています。まるで大小さまざまの公園の中に住んでいるようで、しかもニュータウン全体をふちどるように、グリーン・ベルト（千里緑地）が町を取り囲んでいます。

一般的には、小さな公園（遊園）ほど、子どもが家から歩いて行ける範囲に楽しめる場所を配置する設計思想になっていて、植物の名前がついている中規模の公園には遊具が多く配置されています。大きな公園は開発前の地形をできるだけ残すように、ナチュラルにダイナミックに造られていて、菩提池、樫ノ木池、長谷池、春日池など、農業用の溜め池を取り込んで公園にリフォームした箇所もたくさんあります。

公園の植栽の多くは公園造成後に外から持ち込んで植えられたものですが、ニュータウン開発前からのオリジナルの樹種が残っている部分もあります。地域の方が手入れをしている場所もあります。とくに大きな公園は、ニュータウン造成前の昔の千里丘陵に戻ったような気分を味あわせてくれたりします。

千里ニュータウンマップをゲットして、公園から公園へ町を探検してみるのはどうでしょう？大きな公園、小さな公園…体力に合わせていろいろなコースが取れますから、小さなお子さんでも高齢者でも、誰でも楽しむことができますよ。どんどん進む季節の中で、公園の表情もさまざまに変わり、決して飽きることがありません。公園に包まれて暮らすことは、千里ならではの大きなアドバンテージです。

（千里ニュータウンマップは、南千里駅前の吹田市立千里ニュータウン情報館、千里ニュータウンプラザロビーのラックや、千里中央のコラボで無料で配布しています。）

東町公園（新千里東町）　2008

提供：奥居武

菩提池を囲む佐竹公園（佐竹台）　2007

撮影：奥居武

あじさい公園（藤白台）　2016

撮影：奥居武